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「女性や小柄な男性でもかっこ良く快適に乗れるマウンテンバイク」
これが、「コロッサス」を開発するに当たっての基本となっています。
必然的に小径車となるのですが、1991年当時、 見る限りでは小径車のマウンテンバイクというものは無く、 現在市販されている一般の小径車に於いても ホイールこそ小さいが車体はというと、 トップの長さが身長170cm前後の人向けが殆どで、 自転車自体は小さくてもトップの長さは長く小柄な人が乗ると 無理な体勢でしか乗れない自転車ばかりのように思います。
さらに、小径車となるとサイズも限られていて、 小柄な人にとっては選択肢がかなり狭くなっているのが現状のようです。
それなら、「女性や小柄な男性でもかっこ良く快適に乗れる自転車」を 作ってしまおう。 というのが「コロッサス」開発の背景にあります。
それでは、「コロッサス」とはどんな自転車なのか?
ベースがマウンテンバイクである以上フルサスとなっていますが、 そのサスペンションには特徴があります。
フロントサスペンションは、変形ダブルウィッシュボーンに オリジナルショックがヘッドチューブを兼備しています。
ショックを一本にし、ダブルウィッシュボーンにすることで、 一般のサスペンションフォークよりもかなりの軽量化に成功、 もちろん、軽量化だけではなく、強度的にも優れた構造になっています。 それだけではありません。この場ではキャスターやトレール等、長くなる説明は省きますが、 このフロントシステムの構造は、超ショートホイールベースにもかかわらず、直進安定性や 仮に手放し運転をしても安定しているほど自立安定性にも優れているのです。
現在では、アレックスモールトンの「ダブルパイロン」や 「シングルパイロン」等のモデルも良く似た構造になっていますが、 「コロッサス」は開発当初(平成4年)からこの構造を採用していました。
リヤサスに関しては、開発当初から色々と試行錯誤を繰り返した後に、現在の ウレタンゴムを使ったソフトテールを採用しています。
構造は、「アレックスモールトン」や「ブロンプトン」等とよく似ていますが、 それと違うところは、ライダーによって調整可能という点と もう一つ、リヤのショックもフレームとして考えているところです。
どういうことかと言うと、「モールトン」や「ブロンプトン」等は、 ハンガー部分だけでフレーム本体とリヤフレームを繋げていて、 ショックの部分に関しては、リヤフレームに加わる下からの力に対して 支えているだけの構造となっています。
自転車は、走行中にいろんな方向からの力を受けています。
特にハンガー部分は、ライダーの体重と地面からの衝撃をもろに受け止める箇所です。 その一点支持だけでは、下からの衝撃は受け止められてもねじれに対しては少々不安が残ります。
較べて「コロッサス」は、リヤフレームをハンガー部分で支持しているのは同じですが、 分割したチクワ状のウレタンゴムをフレーム本体の中心と シートチューブの間に渡したフレームに通しショックとして使用しています。
そうすることにより、走行中の衝撃やねじれからハンガー部分に集まる負荷を ショックの真ん中を通っているフレームとで分割し軽減することが出来るのです。 つまり、ショック付きでありながらハードテールに近い強度を持たせることが可能となっているのです。
特徴的なのはサスペンションだけではありません。
見ての通りフレーム本体も一般のダイヤモンドフレームとは異なります。
先ほどから何度も比較対象として挙げている「アレックスモールトン」を意識して この形になったのではありません。
フロントサスペンションのダブルウィッシュボーン構造で ロワアームとフレームを支持する位置の関係上、最適なフレームの形を考えると、 必然的にこのモノコック形状となったのです。
実際、一般的なダイヤモンドフレームにダブルウィッシュボーンという組み合わせも 構想にあったのですが、構造的に無理があり、開発段階の早い時期にはもうモノコック構造を 採用することが決まっていました。
このモノコック構造は、面で外からの力を捉えるため、 実際の破壊検査においてもダイヤモンドフレームより強度があることが証明されています。
フレームサイズはどのシリーズも3種類用意し、一番小さなサイズなら身長150cm位の方、 大きいサイズでは、身長180cm位の方がライディングを楽しめます。
ホイールベースは超ショートホイールベースで、 他の小径車に比べると全体的にかなり小さく、 実際どれだけコロッサスが小さいかを小径車の代表でもある アレックスモールトンの画像をお借りして比べてみました。
双方20インチホイールモデルですが、写真を撮っている角度等で 多少の誤差を考えてもコロッサスの小ささが 分かっていただけると思います。
現行軽自動車の1ボックスタイプであればコロッサスを荷室に立てたまま横向けに 乗せることも可能です。
もちろん、小さいだけではなく、 超ショートホイールベースにもかかわらず、 直進安定性も確保しており、乗り心地に関しても 独自の前後サスペンションを採用したフレーム構造や 調整可能なリヤエラストマー等で、小径車でありながら 上質な乗り心地を楽しむことが出来ます。
また、リヤフレームとフロントシステムはそれぞれのモデル独自の構造となっていますが、 フレーム本体は共通となっているため、リヤフレームとフロントシステムを交換するだけで 他のモデルを楽しむことも可能となっています。












